Logic Pro で音量変更したのに、バウンスした音源の音量が変わらないときはノーマライズの設定を確認しよう
Logic ではバウンスするときにノーマライズの有無を設定できます。 これがオンになっている場合、バウンス時に Logic Pro 側で無理のない範囲で最大限に音量を上げる調整が施されます。
つまり、編集画面で音量を下げても、このバウンスのタイミングで音量は底上げされてしまっていたのです。
そのため、編集画面で行った音量の調整をそのままバウンス後の音源にも適用したい場合は、このノーマライズの設定をオフにしておきましょう。
バウンス時にノーマライズの設定をオフにするやり方については、上のキャプチャを参照してください。
バウンス時にノーマライズの設定をオフにしておくことで変更した音量がそのままバウンスした音源にも適用されます
Logic Pro のノーマライズはどのような処理を行っているのか?
これについては Apple 側でも簡単な説明がされています。
『ノーマライズとは、デジタル信号の最大レベルを指定した量に上げる処理です。通常、歪みが生じない範囲で、可能な限り高いレベルにします。』
(上記ページより引用)
というわけで、ノーマライズは音量の最適化を編集済みの音源に行ってくれます。
また、このノーマライズの設定については Logic Pro 内で変更もできるので、適宜変更をしながら使うことも可能です。
基本的にノーマライズは音量の最適化を行ってくれる処理のため、制作者が耳の届かない範囲で微調整をしてくれる優秀な機能なのですが、緻密な編集が必要な楽曲作成時は基本的にオフにするようにしています。